皆さんこんにちは。今日はそぼ降る雨のなか
「それでも我が道を行くかあ~!」と少々感傷的な気持ちになりました。
というのも今受講している講座で自分史の課題が出たので
ぼーっと思い巡らしていたらふと思い浮かんだフレーズが
「それでも我が道を行く」でした。
「演劇やりたい」と両親に告白したとき
父に「3年やってだめなら帰ってこい」と言われました。
その当時まさか自分が今の方向へ歩むことになるとは露知らず、
人生って後で分かるようになっているって言いますが
本当だなと思います。
演劇の道に進むといえば
一般的に芸能界にデビューするか劇団に入るか
商業演劇を思い浮かべますよね。
なぜか、、、、、
私は俳優芸術に魅せられました。
今思えばですが、まるで何かに導かれたように
ニューヨーク・ザ・アクターズスタジオ正会員
ゼン・ヒラノ先生と出会いました。今の主人です。
ねっ!運命というかなんというか、、、、
演技クラスのオープンハウスを見学した時
本当にハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けました。
当時まだ18才でしたが、ガラガラと音を立てて
それまでの価値観が崩れてゆくのがはっきりとわかりました。
魂を揺さぶられた言葉
「俳優芸術は自分の心の世界を100%表現して受け入れられる世界だ!」
この言葉を聞いた時の心の声はこんな感じでした。
「ええっ~!自分を100%表現して受け入れられる世界なんてあったの???」
「受け入れられるどころか、それが俳優の仕事だ!芸術は表現の自由が許されてる!」
もう、「うそー!私も自分を表現したい!」
高校生の私は「社会は本音と建前があって大人って皆嘘つき!」
みたいに思っていたのです。
それから何だか遠慮しながら生きているように感じていて、
それが誰に?何で?
その時は理由は全くわかりませんでした。
それからもう一つ
「メソッドは才能を与えることは出来ないけれど、
その人が持って生まれた才能を叩き出し、
訓練して育てることができる!」
もう完全にやられた!
なぜって、
容姿に自信がない!
感性?センス?あるとは思えない!
個性?別にこれと言って特徴なし!
自分に対してそんなふうに思い込んでいた私のハートに
まるで閃光が走ったかのように激しく突き刺さったのです。
「感性とか個性とか才能とか、
みんな生まれつきのもだと思ってた!
それを高める訓練法があるなんて!
やってみたい!
自分で努力することができるなら
自分にどんな可能性があるのか知ってみたい!」
当時、継続受講生が多くたった4名の募集枠に滑り込みセーフ!
そして私の俳優修業は始まりました。
”主役で舞台を背負って立つには最低10年”と言われている通り
毎日基本訓練の日々。
1日3時間訓練したとして一年365日✕10年。ざっと10000時間。
10年目に正式に講師として認められ
ミユキ演技クラスを開講!と同時に舞台活動開始。
その間、周りからは色々と言われてました。
「訓練ばかりしてていいの?」
「勿体無い。売り込みした方がいいよ」
などなど。
そんな時、一瞬「何かやったほうがいいのかな?」と
グラッと来ることもありましたが
「それでも我が道を行く!」と心のままに。
他人の道は歩けませんからね。
自分で好きで選んでいるのだから
言い訳することも出来ず、、、
厳しいと感じることも多々ありましたが、
そのぶん自由!
自分の人生どっこい引き受けて大変でも楽しい!
わがままなほどに「それでも我が道を行く」
そうやって地道に歩いてきて
「自分が成長できて嬉しい」段階はもうとっくに終わり
受け継いだ方法論と自分の体験を分かち合いたい。
私の人生は自己表現力コーチとして社会貢献の方向へ踏み出しました。